まっすぐな気持ち

悔しくて食堂でひとり泣いた。
何回こんなことを繰り返すんだ?とみじめな気持ちになる。


気持ちを切り替えて昼休憩後の後半戦は出来るだけまっすぐな気持ちで働く。
ミスから学べばいいんだと脳内で自分を鼓舞して。


わたしが怒られているところを見ていたIさんが帰り際、「今は難しいことが多くて辛いかもしれないけど、ここを乗り切れば夏が楽になるはずです。頑張ってください。」と声をかけて下さって、ありがたくてちゃんと目を見れなかった…。
誰かがわたしを見てくれている。つぶれそうだった自分にとって、ほんとにありがたいアシストだった。


帰り道、目の前で自転車をドミノ倒しにした女の人が知らん顔で過ぎ去った。
Iさんのひと言で少しの余裕が生まれた自分は、それを直すことにした(当たり前のことかもしれないけど)。
そうしたら、近くにいる人たちが手伝ってくれた。
こうして明日からも自分の世界はまわっていくんだと思った。